前回の記事
前回の記事はこちらです。
基板の修正
前回の記事で散々ミスが発覚し、実際は不必要だった部品を削ったり、アサインを修正、部品形状の変更を行いました。
<基板の画像挿入>
今回の修正では、I2Sの外部入力に対応しました。
その結果、ラズパイDACを作っていたのに気づいたら据え置き機みたいな運用になっていたとか…
DACの部品在庫が無かったなどと供述しており…
在庫の消滅
昨今の半導体不足を受け、各社が血眼になって半導体部品の在庫の確保に奔走しています。今回使用したDAC(PCM5102a)もカーオーディオの内部等でも使用されているため、その例外ではありません。
つまり、、、、、テキサス・インスツルメンツから在庫が消滅した。
じゃあどうしたよ
秋月電子から、ゲタを履かせた状態のPCM5102aが売られており、これの在庫は十分にありました。
聡明な皆さんならどうしたかすぐに分かると思いますが、
こうしました。もう慣れたものです()
※この引っ剥がし方良くないよ!!とかあったらTwitterで教えて下さい
組み立て後
完成しました。前回から見た目はあまり変わっていませんが、電源とI2S信号の外部入力端子が追加されました。
WIMAの赤いコンデンサがオーディオ機器っぽくて良いですね(((
ラズパイに接続するためのピンソケットが足りなかったので、接続していません。
USB to I2S変換モジュール
今回の基板改定で外部入力に対応したので、USBからI2Sの信号を引っ張れるモジュールを購入しました。
Combo384という製品のコピー品をAmazonで購入しました。
ATSAM3U1C XC2C64A USB に IIS デジタル Dac デコーダボードサポート DSD512 32bit 384 18K I2S DSD 出力 Amanero
接続すると、オーディオ機器として読み込まれます。
フェームウェアのアップデートも可能なようですが、今回はアップデートはせずに実験をしました。
I2Sの出力信号見てみた。
丁度手元に、ロジアナとしても使えるAnalogDiscovery2があったので、出力されるI2S信号を覗いてみました。
ちゃんと24bitでデータが流れているのが分かりました。
音出し
以前に製作した自作アンプも組み合わせ、テストを行いました。
アンプの記事も見ていってね()
接続するとこんな感じになります。
まぁ…当然ですが鳴りました。悪くないと思います。こんな雑な設計でもちゃんとイイ感じに動作してくれるTIのICスゲー!って気分です。精進します。
これはNT加賀で展示してたときの写真です。
Arduinoは5Vの電源として使っているだけなので、特に処理はしていません。
構成を説明すると、PC(USB)→USB to I2Sボード→DAC(今回自作したやつ)→自作アンプ(音量調整用)→ヘッドホン という形になっています。
せっかくラズパイ対応なんだからさぁ…
一応今回は、かねてより製作してきたDACが遂に完成したよ!という報告までにしておきます。
正直パターンの貼り方については思うところが無いわけではないですが、これで完成とします。
次回はラズパイの上に乗せて、タッチパネルを実装、Volumioを使ったオーディオ機として完成させた記事を書きたいと思います。